東京水辺ライン「いちにちゆらり旅」に乗って隅田川と荒川を上ったり下ったりした(その1 隅田川遡上)
先日、東京で水上バスを運行している東京水辺ラインの最長航路「いちにちゆらり旅」*1に乗ってきたのでそのことをブログに書きます。「いちにちゆらり旅」、以前から乗りたかったのですが平日しか運航していないのでなかなか機会がなかったのです。
前々から一度乗りたかった東京水辺ラインのいちにたゆらり旅(両国から北上、岩淵水門で南転して荒川を葛西へ。お台場付近から隅田川に戻って両国に戻るコース)。 https://t.co/RKinogi72G
— えいちえむえす・ゆりしーず (@hms_ulysses) May 13, 2016
両国の船着場を出て隅田川を遡上開始!最後尾に陣取って写真撮りまくりです。
東京水辺ラインの他の船が係留されているところを通りずぎます。左の小さい船は「かわせみ」という船で、この船による日本橋川-神田川クルーズも結構面白い。
蔵前橋
厩橋
駒形橋に吾妻橋と過ぎていきます。
こちらは源森川水門。北十間川樋門とともに北十間川(スカイツリーの足元を流れている川です)に水を引き込み、あるいは増水時に水をせき止めて江東デルタを守る水門です。
言問橋。
桜橋を通過。東京水辺ラインの航路でもそうですが、もう一社、東京都観光汽船の航路も含めて、乗り合いの船で桜橋以北行けること自体がちょっと珍しんですよね。機関の出力が上がって蹴立てられる水の量も増えてきた。
白鬚橋。
白鬚橋を超えてすぐ、西岸側に見えるこの入江はかつてこの奥の隅田川貨物駅に引きこまれていた運河の跡で、現在は瑞光橋公園として整備されています。
水神大橋。
東岸の高速道路の下の水路が旧綾瀬川。400mほど奥で隅田水門が隅田川都荒川を隔てている。
この辺りでほぼ南北に流れいた隅田川がググッと西に流れを変えます。
千住汐入大橋。上空に飛行船が飛んでました。
川辺の工事で掘り返した土をはしけに積んでいる。
こっちは川の浚渫か護岸工事かな?
千住付近でお仕事中の清掃船を追い越す https://t.co/5r3IoE7UVK
— えいちえむえす・ゆりしーず (@hms_ulysses) May 13, 2016
こちらも工事現場。奥に見えるのが常磐線とつくばエクスプレスと日比谷線の鉄橋。
千住大橋。
三河島水再生センターからたぶん汚泥を搬出するための施設だと思われる何か。荒川下流に汚泥処理の「東部スラッジプラント」があるんですよね。
京成本線の鉄橋。さっきまで必ず左側(東側)に見えていたスカイツリーがまっすぐ後ろに見えます。
これはグーグルマップとかで見てもちょっと正体を突き止められなかったんですが、ゴミの積み替え施設かなあ……。水面から見ると、隅田川が思った以上に水運に利用されていることに気が付かされます。
尾竹橋。
ゴミ回収のプッシャーバージと並走。意外なほど多くの船と行き合うなー https://t.co/QP4IXfk9I4
— えいちえむえす・ゆりしーず (@hms_ulysses) May 13, 2016
日暮里・舎人ライナーの鉄橋をちょうど車両が通過中。奥が尾久橋です。
小台橋。
あらかわ遊園。あの観覧車、ちっちゃいけど割と見晴らしがよく、かつ、いい感じに揺れるんだよね。 @ あらかわ遊園 https://t.co/9wIFZZ6zd4
— えいちえむえす・ゆりしーず (@hms_ulysses) May 13, 2016
護岸工事かな?
河岸の左のクレーンはどうも地図で見てみると石材屋さんのものっぽかった。
石神井川の合流部。上を走っているのは首都高中央環状線。
低い視点から見る高速道路の高架、グーっとどこまでも伸びてるように見えてカッコいい!
豊島橋を過ぎてぐねぐねと曲がって行くと、
何やら赤い車両が川岸に沢山とまっています。こちらは東京消防庁の第六方面本部消防救助機動部隊の基地なんですね。左手のクレーンには水上バイクが吊られていて、たぶん、近くの隅田川や荒川で水難事故が起こったら出動がかかるんだろなあ。
新豊橋。
新田橋をくぐると、
神谷の船着場です。
近くにはニトリが見えて、だいぶ郊外の風情が増してきます。
正体不明の構造物。旧水門とかでしょうか……。
鉄塔の下の黄色と水色の幕には
— えいちえむえす・ゆりしーず (@hms_ulysses) May 13, 2016
「高圧線切りますか 会社潰しますか
それとも離隔とりますか」
と書いてあった https://t.co/PmHM3Y9AyA
この辺、両岸に小さいボートが何艘も停泊していました。地図で見ると川の両岸に同じ会社の工場があるのでその連絡用かな。
ずずいっと岩淵水門を一度通り越して新河岸川と名前を変えた流れをさらに遡ります。なお、三枚目左側の船は国土交通省の災害対策支援船「あらかわ号」。
国土交通省荒川下流事務所と荒川知水資料館「アモア」。「知水」って治水とかけてたはず。一度行ったことありますが、屋上にある水門とダムのミニチュアを手で動かしながら水の流れを変える展示が良かった。
岩渕橋。
新荒川大橋。ここだけ見ると「大橋???」って感じですが、左手の中洲と荒川を一気に越える大きな橋でした。
京浜東北線と東北線の鉄橋。
中の橋。
北赤羽駅近く。本来なら遊覧船が入ってくるような雰囲気ではないですね。
浮間橋と埼京線・東北新幹線の鉄橋。
小豆沢の船着場でぐるっとターンをして
新河岸大橋の直前がこの旅の最上流。今度は川を下り岩淵水門を目指します。
途中で保育園のちびっこたちに手を振られるわれらが「あじさい」号。
列車通過中の鉄橋はまた趣きが違います。
そしていよいよ、
隅田川と荒川の境を
くぐります!
もうこちら側は荒川です。
赤い構造物は1924年竣工の旧水門。産業遺産、歴史的建造物として保存されています。
に続きます!