「東北の海」が身近になる、「仙台うみの杜水族館」その1
というわけで今日はこちら。旅の目的のメイン。 場所: 仙台うみの杜水族館 https://t.co/tkYTByY5pW
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2019年9月26日
実は3年前に
hms-ulysses.hatenablog.com
このイベントのときに、たまたま同じ食卓になった宮城の女性グループから、「仙台うみの杜水族館、すごくいいですよ」とおすすめされていて、一度行ってみたかったんですよね。その後、仙台自体は出張で行くことがあったんですが、水族館まで足を伸ばすことができず、というのがあり、ますます思いが募っていました。ということで今回の旅行のメイン目的地と相成ったわけです。その割にはシャトルバス平日もあることを知らずに中野栄駅からてくてく15分歩いたりしましたが……
導入展示が良い
入館してまず見える水槽がこれ。マボヤの養殖場を模したもの。普通だったら海面上しか見えない施設を下から見上げるの、視線と頭の切り替えにすごく有効です。
次いで三陸沖の海をイメージしたメイン大水槽「いのちきらめく うみ」。自然光を取り込んだ素晴らしい水槽で私の写真ではちょっと魅力を伝えきれません。2つ目の水槽がメイン大水槽という構成は結構珍しい気がします。「どういう水域にフォーカスした水族館か」というコンセプトがわかりやすく前面に出ている。
これはイワシ玉を突き回すスナメリ。定置網で混獲された若年個体を保護し今に至るとの説明板がありました。
ところでこれはおそらく遊びで魚(ムラソイ?)を追いかけ回すスナメリです pic.twitter.com/Yhp0ER1mxP
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2019年9月26日
このスナメリこんなこともしていて、コイツがいることで水槽全体がややシャキッとしている気がします。
東北の海と川
大水槽のあと、親潮に住む生き物たちや三陸海岸の藻場に住む生き物たちが小さい水槽で展示されています。
ここで特徴的なのが
そうだよね!東北といえば海女だよね!
これは上の写真撮った時に近くの水槽にいた人ですが、海女の様子を演じているのではなく、水槽のコケ取りをしている係の人でした。
とか
養殖カキの筏の様子を再現した水槽などがあり、海の利用と利用される生き物という視野が強く主張されているところですね。
向かって左、稚貝がついた状態。
向かって右、大きくなったカキ。カキ筏の周りには結構色々色さかながいついているんだよというのは宮島水族館のカキ筏水槽*1でも説明されていたな。
こちらは小さいけど力作な定置網再現水槽。
小型熱帯魚*2を漁獲対象魚に見立てて、魚が箱網に入り込んでいく様子を再現しています。
これはその定置網で混獲されて水族館に寄付されたヨシキリザメ。国内最長飼育記録を更新中との由
*3
定番、地元の希少種の繁殖なども。
この話は前もしましたが、シナイモツゴ、絶対シナイ半島に生息することから名付けられたモツゴの仲間だと思っていたのに、宮城県の品井沼(干拓により消滅)から名づけられていたとは…… pic.twitter.com/Ui6Ts8yu5R
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2019年9月26日
深海魚に触ってみようというコーナーも有りましたが、冷凍保存されていたので触ってみても「冷凍された魚介類だな……」という印象がまず先に立ちました……*4
外に出ると広瀬川を模した連続水槽。こちらも自然光なのがいいですね。
水槽の脇には川沿いに住むリスの小屋や
両爬の展示もありました。
さて、実際はこの後イルカショー見て、ショーのバックヤード見学をしたのですがそこは別の記事とするとして、2階の世界の海へと登っていきます
コンパクトに世界一周、「世界のうみ」
「世界のうみ」はおおむね世界各地のエリアごとに大水槽が一つといくつかの小水槽、という構成の展示となっていました
オセアニアエリアの大水槽、珊瑚礁の海
ヨーロッパエリアの大水槽、バイカルアザラシ。こちら廃業となったマリンピア松島水族館から移籍のご長寿個体とのこと。
チョウザメも長寿種だから移籍組いるんじゃないかなあ。
んで、アフリカエリアの大水槽、この流れだとマラウイ湖かタンガニーカ湖のシクリッド辺りかな、と思ったところ、ツメナシカワウソのペアの水槽でした。めっちゃ動いてて写真撮りづらいこと撮りづらいこと。
ザブンッ!
どうも今調べてみたところ、メスのくるり、伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス(旧二見シーパラダイス)出身らしいので、この時1回会ってるかも。
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小型水槽にはシクリッドとかサビトマトガエルとかがいましたよ。
アメリカエリアは大水槽2つありまして、こちらは南アメリカの大河。魚類の方はピラルクー、コロソマ、オキシドラスなど定番なんですけど、陸上の方、左上、見難いのでズームで迫りますと
アカハナグマ*5が混合展示されていました。ちょっと所在なさげ。
もう一つの大水槽はイロワケイルカで、こちらもマリンピア松島水族館からの移籍組。
「え、これシャチ?」って言ってるお客さんがいましたが、さすがにさすがに。
アジアエリア、は、大水槽というほどのサイズではないですがウミガメのいる水槽がメインなのかな。
テッポウウオとか、
ニシキアナゴにちゃんとピント合った!などという感じで見て回ってエリアの外に出ると
最初のメイン大水槽「いのちきらめく うみ」の2階部分に戻ってくるという凝った構成でした。