晩夏の那珂川でアユを食べたり魚を見たりしたこと
2017年晩夏、まったく別の趣旨の飲み会で意気投合したインターネットのアクア趣味よりの人と「みんなで水族館遠足行ったら面白いんじゃないでしょうか」という話になり、車出してもらって行ったなかがわ水遊園+αのエントリになります。
アユを食らうぞ
すんだっずんだっ
などと手をベタベタにしながらずんだかき氷を食べたり、渋滞に巻き込まれたり農協の直売所でナスやキュウリやキノコや桃を買い込んでいたので、目指す那珂川の河畔についたのはお昼近くでした。
簗*1でちょっと水遊び。
水はかなり冷たくて、本格的に浸かったらかなり身体が冷えてしまいそう。川の真ん中のほうでずっと友釣りや投網やってる人たちがいましたが、釣り用の防水スーツって断熱性も高いのかな……
そしてアユ!
もいっちょアユ!
正直この日栃木来た目的の半分は、僕がこういうざっくりとしたアユを食べたかったからなんですが!
数尾に一尾子持ちアユも混じっていて大変満足しました。むしゃむしゃとしっぽ以外全部食べた。今年はお誘いいただいて上品にアユを使った料理を食べる機会もあったのですが、こういうやつ、これはこれで年に一回くらいやりたくなるんです。
那珂川のアユ以外の魚たち、なかがわ水遊園
だいぶ寄り道したけど、本日の目的地はここ。 場所: 栃木県なかがわ水遊園(Nakagawa Aquatic Park)https://t.co/IY8oxAz9I6
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2017年8月26日
こちら「なかがわ水遊園」という大きな公園施設の中の水族館「おもしろ魚館」という位置づけ。県の水産試験場の横にあって、内陸県栃木を逆手にとった「那珂川」を中心とした淡水中心の水族館です。
僕は5年ぶり2度目になります。
導入展示として入り口の横にオーストラリアの海の水槽が見えるようになっているの淡水水族館&内陸県っぽいんですよね。
入り口からエスカレーターを下ると山奥の渓流を模した那珂川のジオラマ水槽が始まるのですが、大事に飼われているせいか
ニッコウイワナも
ヤマメも
婚姻色の出たウグイやアユも
カワムツも、ちょっと想像を上回る大きさに育ってます。
最下流水槽のコイもでかい……。
那珂川の流れだけでなく河口の先の海の魚たちや
川の周りの池に住む魚たち*2
中禅寺湖の魚たち*3や
水産試験場の生み出した名物、ヤシオマスまで「栃木県」にまつわる魚が広く展示されています。「渡良瀬遊水池の魚」という水槽もあって、栃木県は領土意識がしっかりしていると思いました。
あと日本の希少魚ということとでタナゴ類やオヤニラミなども色々いましたがフォトジェニーなのはでかい魚なんだよな……。
いわゆるドクターフィッシュ体験水槽です。余談ですが一緒に行った人たちと比べるとどうも若い人ほどドクターフィッシュが寄ってきている感じがした。
名物、アマゾン大水槽
日本の魚エリアを抜けると水中トンネルが見事なアマゾン大水槽が現れます。ここの開館当時は水槽内トンネルが珍しく、なんだかんだ話題になっていた記憶。ここも
オキシドラスだの
コロソマだの
ピラルクだのみんな巨大にのびのびと泳いでおります。ピラルク、感覚的には2畳くらいあったもん。
もちろんアマゾンの様々な生き物を紹介するための小水槽もあります。この辺の生体は大体ちょっとでかいアクアショップでも見ることができちゃったりしましますが、
水槽上部を温室にして、植物、両生類、爬虫類*4、カピバラまで展示するのは水族館「らしさ」ですよねー。
カピバラ、スロープを降りて大水槽の各所に悠々と泳いでいくことがあるそうなのでその姿をいつか見たい。
そして最後に「あこがれの海」ということで入り口にあった水槽の裏側にたどり着くのは実に心憎い演出であり、よく考えられていると思います。決して大きい水族館ではないんですがなかがわ水遊園、侮りがたし。
余録:金魚展と温泉
イベントコーナーでは飼育器具メーカーなどの後援で金魚展が催されていました。最近、金魚の展示をする園館増えてるように思うんですが、金魚は「人を呼べる展示」ということになってきているんだろうか。
ということできれいな金魚たち。
ちょっと変わってて面白かったの、この一見モデルルームに見える部屋も金魚展の一環で、ニトリ協賛の「暮らしの中に金魚を」というような展示なんです。よく見ると棚やテレビの横、テーブルの上にも金魚水槽が……。
ちゃぶ台の上にもどんぶり金魚。
アートアクアリウムの正反対の展示、と言えるかもしれません。
しかし、
育ちきったピンポンパールはクリーチャー感あるし下から見る(右)ともう何の生き物だかわからん…… 場所: 栃木県なかがわ水遊園(Nakagawa Aquatic Park)https://t.co/RAkGIh0Ije
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2017年8月26日
ゆっくり水族館を見学し、公園内の直売所や道の駅などを冷かしつつ近所の馬頭温泉郷へ。
あとですね、那珂川町の温泉、「かりがねの湯」なんですけれども、お湯は加水循環のまあ、そういうお湯なんですけれども、場所が段丘の上で、那珂川の流れを見下ろし、夕日が日光ー塩原の山々に落ちていくのをのんびり露天風呂から眺めることができて、サイコーなスポットだったことをご報告します
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2017年8月26日
✖かりがね〇ゆりがね
さすがに露天風呂で写真は撮れないので施設の横の展望スポットからの写真ですが、こんな感じで、那珂川と山々の織り成す夕景は本当に最高でした。
ゆりがねの湯|那珂川町観光協会オフィシャルサイト 馬頭温泉郷