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インターネットあっちこっち

おじさんが、水族館や動物園に行ったり、そのへんでお酒を飲むブログです

2016年夏、台風の影に怯えつつ青ヶ島に行ってきたの記(その1)~竹芝桟橋-青ヶ島上陸まで

インターネッター、とりあえず船に乗る

ここ数年、たびたびネット(あるいははてなブックマーク)で話題になる「青ヶ島」。実は私もかねてより行ってみたいと思っておりました。青ヶ島のお酒「青酎」が好きだというのと、4年ほど前に八丈島に行った時に温泉の露天風呂から見えた島影に妙に旅情を誘われたというの、あと、もちろんインターネットに上げられている旅行記の景色が素晴らしい物ばかりだったからというのもあります。

ただ、青ヶ島に上陸するにはまず八丈島まで赴き、そこから就航率50~60%ともいわれる連絡船「あおがしま丸」*1か、定員9名と少なく地元の方も利用するためあっという間に席の予約が埋まるヘリコプター便「東京愛らんどシャトル*2を利用するしかありません。そして一度悪天候に見舞われると、そもそも青ヶ島に辿りつけなかったり、辿り着いたはいいけど戻り便が動かないまま島に何日もいなければならないこともあるそうで、気軽な感じで「次の三連休にでも」とはいかない島なのです。

しかしこの夏、あれこれの結果しばらく時間が取れそうになり、そしてこの期を逃すと次長く時間を作るのが難しいかも、という状況になったため、思い切って行ってみることにしました。当然ヘリの席は埋まっていたため、いきは「あおがしま丸」でのチャレンジです。


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とりあえず竹芝桟橋から東海汽船「橘丸」に乗り込んで八丈島を目指します。
この時台風5号が発生していて小笠原南方海域を移動中でした。台風のうねりは想像以上にかなり遠くまで伝わるため、青ヶ島丸の就航は5分5分といったところ。とりあえず八丈島行ってから考えよう、ダメだったら別の島渡ってもいいし、という出たとこ勝負でいきます。


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特2等和室は2段ベッド式で各寝台ごとに簡易ロッカーと小さい網棚、蛍光灯とコンセント1口がついていてかなり快適に過ごせます。……海が荒れてなければ。
大きな荷物を荷物置場に、小さな荷物を寝台においてうろうろと「橘丸」の中を探検。階段ホール部分に「橘丸」のカラーリングを手がけたイラストレーター、故・柳原良平氏のデザインしたキャラクターたちがいくつも飾られています。
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4甲板と5甲板の遊歩デッキでは、出航前から、備え付けの椅子とテーブルや、床に敷物を敷いて酒盛りをするグループが幾つも見られました。
ちなみに、「橘丸」の船内の自販機、お酒やソフトドリンク、あとスナック類は陸上の自販機と同じ価格で非常に良心的でした。あるいはなんかの補助が入ってんのかな?
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出港からしばらくは船内食堂も開いていましたが、夕ご飯は竹芝の立ち食いそばで済ませていたのでパス。食堂は終業後サロンとして開放されていて、先日ない消灯後の憩いの場になっていました。

この時が1時過ぎ、浦賀水道を出た相模湾を南下中でした。
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5時前に三宅島着。そこそこ人が降りて行きました。
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三宅島から出稿する遊漁船。釣り人はマジ朝早いな……。
https://www.instagram.com/p/BIvd7e0Dnli/
強がってますけど、どうもあとから考えると既にしっかり船酔いになってたんですよね……。この後は胃のだるさを抱えつつ寝台でウトウトといかぐったりしていました。頭上げてるとダメだった。
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八丈島八丈小島がはっきり見えて来ました。
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定刻を30分ほど過ぎて9:15ごろ八丈島は底土港に上陸。「あおがしま丸にお乗り継ぎの方はお急ぎください」のアナウンスが流れる。よっしゃ!あおがしま丸、今日就航するんだ!
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かなりうねりにガブられながら「あおがしま丸」も底土港に入港してきました。
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2隻そろって荷役中。
底土港の待合所で切符を購入する際
https://www.instagram.com/p/BIv0d9QDGzD/
これ、裏を返すとこの日行かないとしばらく行けないということ。明日は明日の風が吹くだろうととりあえず乗船。
船室はカーペット敷の広間になっていて、壁の棚に自由に使える枕と毛布がしまってあります。また冷蔵庫もあって手荷物で生鮮食料品を運ぶことも可能となっていました。2013年12月竣工とまだ出来て3年に満たない船だけあって、船内はどこもきれいなものです。

船室には八丈島民らしい初老の男性と、数名の青年男子グループ、そして僕と同じように観光に行くであろうご夫婦が一組。ちなみにこのご夫婦とは島内でもたびたび行き合っていろいろ教えていただくことになるのですが、この時の僕はそれを知るべくもなく、ただただ、


船室のテレビでは青ヶ島村紹介動画とか流れていたんですけどね……。

いよいよ青ヶ島に上陸!

波に揺られること3時間ちょっと、ひたすら横たわって意識を飛ばしていたのですが、エンジン音が変わり船がゆっくりと方向を変えるのがわかりました。窓から外を見ると
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青ヶ島だ!!
下船案内のアナウンスもありどうやら本当に上陸できそうです。
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青ヶ島を訪れた人の感想としてよく「要塞のよう」と言われる青ヶ島三宝港。火山島のため島の周囲の浅瀬がなく、外洋の波浪が直接打ち込んでくることに加え、港を作るのに適した低地もなく斜面崩落によって港が破壊される危険もあるためコンクリートで厳重に「防護」された島民の方々のライフラインです。すでにうねりが桟橋を乗り越えているが濡れた様子からわかります。
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タラップが渡されているところ。戻り便に乗る人が多く、この写真を撮った時は「あれ、結構観光客多いのかな?」と思ったのですが、後で聞いてみると、お盆休みに入ったため島を離れる島外出身の建築/土木会社の従業員の人達だったとか。僕と逆にここで島を出ておかないと帰れなくなる人たちだったわけですね。
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クレーン車でのコンテナ荷役。まあ常設の設備は置けないよなあ……。

ということでいよいよ青ヶ島島内へ!!

続きは
hms-ulysses.hatenablog.com
をごらんください。

*1:波が荒いと青ヶ島に寄港できなくて欠航になる

*2:こちらも天候によっては欠航することがある