公園の一角にある以外と充実した動物園、江戸川区自然動物園
まだ冬の気配の残るころに、いってきました江戸川区自然動物園。
自然動物園は行船公園の一角にあります。「ぎょうせんこうえん」なんですよね、来るの数度目なんですがいままで「ゆきふねこうえん」だと思ってました……。
お子様たちがめっちゃ遊んでる遊具ゾーンを超えて見えたきた入口。無料です。
賑わう園内
昼下がりだったからか、めっちゃふれあいコーナーが賑わっています。
昼下がりなのでオタリアもご飯時
特に説明のないまま飼育係の人の手からめっちゃ魚を食べてました。
日向でぬくぬく
ブラウンケナガクモザル。尻尾が器用なクモザルの一種なので、動くとき常に手足と尻尾のどれかが何かを掴んでいる感じ、すごい見事なんですがあんまり動いてくれませんでした。お気に入りの日向ぼっこスペースらしい。
こちらはジェフロイクモザル。放飼場背後のイラストがいい味出てますね。
地上に降りて毛づくろい中。クモザルってこんなに地面でくつろぐんだ……。
オグロプレリードッグ。こいつもこの格好で原産地にいたら猛禽にやられそうなんですが、どうなんだろうな……。
ベネットアカクビワラビーは一心不乱に草食ってました。
園で一番のアイドル(?)オオアリクイ。最近は動物園でミナミコアリクイばっか見ていたせいか、「あ、デカイなこれ……」と結構びっくりします。
最近放飼場に改修があったのが気になっているのか素早く動き回るオオアリクイ。
もはや陽の当たらないところで寝ているレッサーパンダ。
大量に飼育され素早く動き回っているリスザルケージって、見ていると精神がゾワゾワしません?
両爬もいる、日淡も結構いる
まだ寒い日が続いていたのもあり、屋外の陽当たりの悪いカメ池みたいなところではみな冬眠中でしたが。
保温されているケージ内のグリーンイグアナとか
イシガメの幼体とかは超げんき。
ホウシャガメ舎には原産地のマダガスカルのトゲトゲした木が植えてあり、来園者に少しでも現地をイメージしてもらおうと工夫されています。
この江戸川区自然動物園、上掲のイシガメの幼体いるところはミニ水族館みたいになっており、そこそこの数の国内産淡水魚と、アオダイショウやヤマカガシといった爬虫類やイモリなんかも展示されています。要するに「江戸川とその河川敷」にいる生き物の展示。江戸川東岸の市川市動植物園(と併設の自然博物館)でもやはり江戸川に生きる生き物展示はしっかりとしていて、地域アイデンティティの示し方だなーと思います。
ウナギとか。
ワタカ!この間琵琶湖博物館でも元気にしてたやつ!もともと琵琶湖水系にのみ生息しているのが養殖魚の種苗放流に従って全国に拡散して、江戸川にも定着したそうです。
他にも色々水槽があるんですが日差しの関係で撮影がうまく行かず……。
鳥インフルエンザ、絶対許さねえ
許す許さないもないんですが、
カモフラージュを施した野戦指揮所みたいになってるペンギン舎。
展示休止となっている猛禽類たちのケージを見ると鳥インフルエンザがいかに猛威を奮っているか、そして東山動物園の休園などもあって、各動物園がいかに神経を使っているかがうかがわれます。
これとかもうなんだかわかんねえな……。
薄っすらと透けて見えるショウジョウトキ。
とだいたいこんな感じでひとまわり。大型の獣も類人猿も猛獣もいませんが、バラエティに富んだ生き物がいて、ふれあいコーナがあり、どっか行きがてら寄るなんていうのにはいい感じの動物園だと思います。あと、行船公園は夏には金魚まつりが開催されるのでそのついでというのは動物園水族館好きにはちょうどいいかも。
飼われていないない生き物たち
さて、行船公園内にはもちろん動物園以外のエリアもありまして、こちらは「築山池泉廻遊式」の日本庭園、「平成庭園」。開園が平成元年3月だからこの名前になったのだと思います、たぶん。っていうかきっともともとは違う名前になる予定だったんだと思う。
この広々とした池にも様々な生き物がいまして、マガモ(これは自信ある)のつがい(たぶん)とか、
羽を休めるハシビロガモ(たぶん)とか。
カワウ(そこそこ自信ある)。
あとこいつ、コイに混じっていたんで最初コイかと思ったんですけど、目が赤くて間が開いてるのとヒレの感じからするとソウギョのアルビノですね(たぶん)。
こうして、何もかも多分とかおそらくといった感じで曖昧なまま庭園を出た僕でしたが、目の前には公園らしい野球場が広がり…えっ?あれは都立宇喜田公園っていう別の公園なの?そうなの……。ともかく、公設釣り堀があるのは城東の公園っぽいですよね。逆に隅田川から西側って私企業の釣り堀結構あるけど公設のがないのはなんでなんだろうなあ……。
「まあそんなことはどうでもいいじゃないですか、天気もいいですし、あんさんもどうですか一緒に昼寝」と睡蓮池からアカミミガメが語りかけてきているような気配を感じつつ、私は公園を去ったのでした。