早くまたライオンバスに乗りたい!2019年12月の多摩動物公園
紅葉の終わりの時期、いつも遊んでいるオタクで集まって多摩動物公園行こうかという話がまとまって、ゆるゆると出かけることに成りました。
- チョウの楽園、昆虫生態園から
- 動物だけじゃなくて紅葉も良い
- 冬の猛獣たち
- アフリカ園からアジア園へ
- 仮住まいの生き物たちとか
- アジア園南回りルートで動物公園中央へもどる
- 小さいけどすごい「モグラのいえ」
紅葉見に来た 場所: 東京都多摩動物公園 https://t.co/YHMDOYm524
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2019年12月1日
チョウの楽園、昆虫生態園から
事前の話ではアフリカの猛獣重点的に見ましょうみたいな話をしていたのですが、多摩動物公園初めて勢が割りといたので、せっかくなので昆虫館ちゃんと寄りましょうとまずは昆虫生態園へ。
今日は総勢8人くらいで来てるんですが写真撮ってたらいきなり逸れた
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2019年12月1日
そして幸先の悪いスタート。
導入展示がいいんですよね、この先にあるものをどうやって作り上げているのか、しっかり説明していて。どれだけ伝わっているかはなんとも、というところありますが。
いつ行ってもチョウの楽園だなーと思うし、さらにいうと天国に近い空間の気がする。
このあと昆虫館本館見たんですが、これ下で死んでるっぽいやつも合わせて数えるのかな……
動物だけじゃなくて紅葉も良い
この日は日差しも暖かく、東京だと動物園は晩秋まで楽しめるなと思いました。また、園内の木々がきれいに色づいていて
なかなかの紅葉だと思いません?
冬の猛獣たち
ライオンバス*1乗り場はだいたい完成してそうだったんですが、
ライオンエリアはまだまだ工事中。どう仕上がるか楽しみですよねー。
ライオンバス、2016年3月末に運行休止になったので、もう4年走ってないのか。手軽に味わえる非日常としてすごく好きだったので運行再開が待ち遠しいです!
ライオンたちは片隅の仮放飼場で日向ぼっこしおりましたが、
しかしこのメスライオン、宅飲みで飲みすぎてひっくり返っているオタクのようだ……
なんか周りをカメラに囲まれておすまし顔のチーターがよかった。
アフリカ園からアジア園へ
アフリカ園はほかも工事中で、キリンは工事中側の割と人気のない方に固まっていました。大体の動物園で数頭しかいないキリンが10頭以上いて、群れっぽい感じ見せてくれるのは多摩動物公園の特徴の一つですよね。そして遠景にキリンが沢山いて模様が重なり合っているの、迷彩効果というか、視覚をハックされるようなグネグネ感がある。
食べ放題タイム。
アフリカ園のアフリカゾウ。ゾウはいつも堂々としていて大したものである。
この日のチンパンジー山(?)は喧嘩とかもなく静かな感じ。時々めっちゃ揉めてることありますよね。
なんだか寒そうにしていた1頭。
「ピーチ」・「プラム」母娘、だったと思う。
オランウータン舎ではオランウータンが毛布をかぶって寒そうに。
おチビちゃんは特に寒そうな感じはなくウロウロしていました。
あと、コアラがめっちゃ人気で、人でギュウギュウでなかなかコアラ見えないくらい。俺もちょっと顔上げたり葉っぱ食べてるだけで人々から歓声を浴びせられたい……。
ところで皆さんも御存知の通り、いまコアラのふるさとオーストラリアでは非常に大規模な森林火災が起こってあまりにも多くの野生動物たちが被害に遭っているようです。多摩動物公園ほかで募金の取り組みを行っているとのこと、リンク貼っておきます
www.tokyo-zoo.net
仮住まいの生き物たちとか
上でも書きましたがアフリカエリアが一部工事中のため、工事現場で飼育されていた生体たちが別エリアに収容されており、こちらは完全に仮設宿舎住まいといった佇まいのアラビアオリックスとダチョウ。
シマウマもなんか妙に日本ぽい光景の中に放り込まれている。
あとなんか近くにモウコノウマが何頭もいるところもあって、アフリカ園の改修と関係ないだろうにどうしたんだろう。
涼しいのになんとなくムスッとしてるユキヒョウ。
改修といえば、この猛禽のフライングケージ、規模も大きく中に滝まであってスケール感はとてもいいんですけど、なんかもうちょい写真撮りやすくならないかなというのは思ったんですよね。折そのものは仕方なかもしれないけれど、鳥たちがよく休んでいる滝の裏側のところもうちょっとスッキリしないかなとか。
アジア園南回りルートで動物公園中央へもどる
アジア園南回りルートというのはいま思いついた名前なんですが、オオカミのところからトキ類やタンチョウの居るケージの方に降りていくルートで、途中なんの動物もいない区間がままあって、意味もなくハイキング気分が高まるルートです。割と好き。
これはモウコノウマが(本来の)放飼場でもう一頭に棒を渡そうとして拒まれているところ。*2
オオカミ、段々と個体が減って全体的になんとなく寂しい感じが漂っています。
ここからゆるゆると歩き
などと益体もない話をしたり、「ショウジョウトキってなんであんなに赤いんでしょうね?」
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2019年12月1日
「我々から高速で遠ざかっているからでは?」
ルリイロコンゴウインコに威嚇されてたりしつつカモ類のバードケージへ。
小さいけどすごい「モグラのいえ」
コツメカワウソ、特に人間と古い関わりがないのになんでこんなにあざとい可愛さがあるのか……。ユーラシアカワウソとかもっと野獣感あるじゃないですか。
「おしどり夫婦って言葉あるけどオシドリってちょいちょい繁殖パートナー変えるんですよね」
「他の種からヒトの規範をどうこうしようという発想はだめだよねー」
こちらは「モグラのいえ」内部。屋内にめぐらされているメッシュのパイプがモグラの移動経路となっており、日頃は土の中で見えないモグラたちの生活がわれわれの目に触れるようになっています。
モグラはエネルギーの貯め方がピーキーに調整されている*3生き物なので飼育が難しく、動物園での展示は非常に希少です。自分の経験だと多摩以外で見たのは佐世保の九十九島動植物園「森きらら」くらいですかね。
パイプの中を移動中のモグラはこんなふうに見えます。
こちらは「モグラのいえ」のカワネズミの展示。みなさん御存知の通り、カワネズミも「ネズミ」と名がついていますがモグラの仲間であり、やはりエネルギーの貯め方がピーキーで、しかも採餌を行うのが水辺/水中という大変飼育の難しい生き物なのですが、2010年代前半から徐々に飼育に取り組む園館が増えてきた印象。飼育のノウハウなど共有されているのかな。日本国内の割と広い範囲に生息していながら余り人々に馴染みのない生き物なので、どんどん展示されるようになるといいなと思っています。なおこの写真だとカワネズミ本体は説明文の左下の逆U時のパイプのところに詰まっております。
あと!!「モグラのいえ」の中暗くて本体もちょこまかとよく動くのでうまく写真撮れなかったのですが!!!トウキョウトガリネズミ*4も飼われていてこれも他の園館では見れないやつです。こんなに小さいのによく哺乳類やっているなってびっくりするのでぜひ見に行って!
と最後に大興奮したタイミングで日も落ちてきたので撤収。85%くらい*5回れたかなという感じでした。毎回来るたびに、多摩動物公園は1日で見るには広すぎるよなーと思うのでした。