インターネットあっちこっち

おじさんが、水族館や動物園に行ったり、そのへんでお酒を飲むブログです

地下鉄で行く山の上の動物園、八木山動物公園

ささやかな夏休みが9月後半に取れたので
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という感じで夜行バスで仙台に降り立ち、ネットカフェでで時間を潰してそこで読んだ『関根くんの恋』がかなり良くてじんわりしながら、仙台駅から地下鉄東西線に乗って八木山動物公園に向かいました。

地下鉄を出るとそこは山の上だった


タイトルにも描きましたが、八木山動物公園駅は2019年現在ではレール標高が136.4mあって日本一高いところにある地下鉄駅だそうで、更に駅5階*1に登るとすごい見晴らしのいい景色が広がっていました。仙台市、海に面しているのだけれど、ここまで来ると海は遠いなというのがわかります。
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なんかこの週、宮城県の遠足日和だったみたいで、行く先行く先にキッズたちがいっぱい。

これは後で見かけたラクダ舎で説明受けているお子さんたち。
さて、それはともかく西門入口から入ったのですが、ちょっと歩くと

こういう、向こうにゾウが見える奥行きのある景色が広がっていて、いきなり引き込まれます。

反対側に回ってゾウ側から見るとこんな感じ。

キリンとシマウマは混合展示でそこにゾウの姿をうまく入り込ませてるんですね。

シマウマの放飼場の堀のところがサイの運動場みたいになっていて、工夫だなと思いました。

子サイもいました。戦ったら絶対勝てないけどかわいい。

シマウマ放飼場の横のアビシニアコロブス。薄日の気持ちの良い秋空で思わずひとあくび、という感じ。

なおこれはサービス精神がまったくなく尻をこちらに向けたまま動かないカバです。

充実した飼育点数

八木山の尾根線に沿ったそこそこ広さがある動物園で、様々な動物が飼育されているわけですが、爬虫類館だと

瞳のつぶらなブラジルカイマンと

水換えをしてもらった水槽の水をごくごくと飲むケヅメリクガメなどが印象に残りました。

かつて宮城県にたくさんいたシジュウカラガン。個体数の回復のための活動などもしている由。

チンパンジー舎は今風ですが、

旧世界ザルの飼育舎ってどこの動物園でも割と古いままであること多いですよね。

それでも、ジェフロイクモザルには7月終わりにメスの赤ちゃんが生まれていて、ずっとお母さんのお腹にしがみついていました。

ちょっとユニークだったのが猛禽舎で、地元の学校の生徒などに背景(?)の絵を書いてもらっていたみたい。

国内動物はだいたい寝てました

午前中まあまあ早い時間に回ったんですけど、暑さが一段落した時期だったからか、日差しに照らされて寝てる動物の多かったこと多かったこと。

アナグマ

テン、

タヌキ、天敵がいないからというのはもちろんあるにせよ、大変くつろいでました。

イノシシは藤棚の下がヌタ場になってて、その横で寝てて、うらやましくなるくらい気持ちよさそうだったんだよなあ。

猛獣が近い!


猛獣もフルセット*2とは行かないまでもいい感じにて飼育・展示されていまして、こちらは最近、広島の安佐動物公園からやってきたライオンの「サン」。まだ成獣に成りきってなくてネコ感が強い。

スマトラトラの放飼場。植樹が密で水面も広く取られており、すごい立派です。


トラも堂々たる感じで歩いていて、見ていて飽きませんでしねー。

ホッキョクグマもこんな感じで、


https://www.instagram.com/p/B20Q-0cA9KI/

手が回りきっているわけではないけれど

旧世界ザルの飼育舎のところでも書きましたけれど、アップデートされきれてないところもあって、例えばビーバー舎なんかもこういう感じで昭和で時が止まったようではあるんです



https://www.instagram.com/p/B20UPBSgTzt/
あとこういうところがあったりとか。

でも、リニューアルされているところの方向性はまっとうでまっすぐなので、少しづつ良くなって、ずっと頑張っていってほしい動物園だと思いました。行った甲斐ありましたよ。楽しかった!

おまけ

*1:5階ってどういうこと?ってエレベーターに乗り合わせたカップルの人が言っていたの、ですよね、地下鉄の地下から5階の出口ってなに?ってなりますよねと思いました

*2:という概念が実際にあるのわかりませんが、僕はライオン・トラ・チーター・ヒョウがいると猛獣フルセット揃ってんなーと思います。類人猿フルセットはもちろんチンパンジー・ゴリラ・オランウータン