消防救助艇「おおえど」お披露目、「水の消防ページェント2018」
今年もやってきました東京消防庁の消防船と消防ヘリによる「水の消防ページェント」。新造消防救助艇「おおえど」の一般へのお披露目が行われるということで2年ぶり3度めの見学に向かうことしました。バスの時刻を間違えて例によって開始直前の晴海入り。展望デッキはほぼいっぱいだったので、端っこの方にそっと陣取ります。
水の消防ページェント2018はっじまっるよー https://t.co/7TJ9V8dvfC
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2018年5月27日
実施海面に集まり始めた消防艇たち。
野次馬に来た船が海保の監視取締艇にどんどん追い払われている
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2018年5月27日
水の消防ページェント開始!
例年通り、まずはじめにえらい人の挨拶や消防少年団の行進、ついで東京消防庁音楽隊やカラーガードの行進などがある…のですが、今ひとつ見えにくい位置だったり……。
そして受閲部隊指揮官*1の人が指揮艇に乗り込みます。
分列航進の開始に備えて豊洲大橋の手前で待機する消防艇たち。
各船艇・ヘリの説明は以下のエントリで。
hms-ulysses.hatenablog.com
「おおえど」お披露目放水演技
分列航進に続いて放水演技が開始されます。
上にはヘリが控え、「ありあけ」「かちどき」「ミヤコドリ」による盛大な放水の幕の中から
じゃーんと現れてくるのが最初に書きました消防救助艇「おおえど」。紅白の放水でハレの場を演出するのとってもジャパンな感じですね。
埠頭の近くによって来てのご挨拶。
「屈折式放水塔体」を伸ばしたり、その場で旋回して小回りの良さをアピールしたり、全力放水をしたりと暫しのお披露目タイム。なお「おおえど」の一般公開の見学記を下のエントリに書きました。一部写真かぶってますがよろしければ合わせてご覧ください。
hms-ulysses.hatenablog.com
海空一体と消防演技
さて続いては消防演技。
東京水辺ラインの水上バス「さくら」にて火災が発生したとの想定。
火と煙に耐えられなくなった乗客が水面に飛び込んでいきます(という想定)。
これを水難救助艇や
ヘリコプターが次々と救助していきます。
そういえば今年はロープからの救助員降下じゃなくて、直接ダイビングエントリーしてましたね。
水難救助艇は救助した被災者を救急救命機能が高い「みやこどり」へ移乗させます。
一方その頃「さくら」は大炎上、消防艇による放水で消火が試みられています。まあ実際こんな勢いで放水してたら「さくら」あまり時間が経たないうちに沈没してしまうのでこれは見栄え重視のやつ。
ヘリからも被災者を移乗させ……
被災者の中に容態が悪い人がいたので「ひばり」から救急救命士が降下。
そして「おおたか」が重症者をストレッチャーごと吊り上げて陸地の病院へ向かいます。
しかしあれですね、「ひばり」と「おおたか」名前と機体のサイズ感が逆……。
このあと「さくら」は「おおえど」に曳航されていくんですが位置が悪くていい写真撮れませんでした。
最後は消防艇隊とヘリ隊が揃って
5色の放水とヘリの散開でキメます!
今年もユニーク、フェアウエルセレモニー
最後はフェアウェルセレモニー。船が元の配備場所に帰るための「さよなら航行」です。「水の消防ページェント」では毎年趣向が凝らされています。
ヘリでは普通に隊員さんが手を振っています。
「すみだ」が恒例の「海の安全の願って」垂れ幕を掲げて、東京消防庁のマスコットキャラクター「キュータ」を乗せて消防艇隊の先陣を切ります。
そして水上バイクはマリオカートに扮し、
「はやて」と「しぶき」と「きよす」にはそれを追いかけるマリオワールドのキャラクターたち。しかし、真ん中のピーチ姫のやっつけ感がいい。
「はまかぜ」はディスコっぽい人に映画泥棒もいて、これよくわかんねなもう。
「きよす」は各種ユニフォームや火災、水難救助の際の装備などを着用して紹介。まじめな感じ。
「ありあけ」はラグビー日本代表のレプリカユニフォームを着用。
会場警備にあたっていた海上保安庁東京海上保安部の監視取締艇「かぺら」も参加。何故か場内アナウンスでは常に「巡視艇」呼ばわりされていた。
そして最後に「かちどき」が「ご来場の皆さまの健康と繁栄を祈って」と鯉のぼりを飾って登場。
「おおえど」「みやこどり」はこの後の一般公開に備えてフェアウェルセレモニーは不参加でした。
以上で水の消防ページェントおわり!
いつも見どころが多く、2018年は1時間弱があっという間でした。晴海じゃなくて対岸の豊洲ぐるり公園から見るという手もあるなーと思い今から来年どうするか検討しているところです。
*1:確か臨港消防署長