侮りがたし府中市郷土の森博物館/ウメと博物館本館
ウメを見に行くぞ
毎年この時期になるといっぺん胸いっぱい梅の香りをかぎたいような気持ちになり出かけているのですが、今年は復元建築物が結構あることでかねてより興味を持っていた府中市郷土の森博物館に行ってみることにしました。だらだら家事の午前中から出かけたので午後スタートになりまして
梅と博物館両方見て回れるかチャレンジ。 https://t.co/xCJMMRJHJ5
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2018年2月25日
「梅まつり」期間中ということで、野点の茶席なども設けられています。
途中、売店でお団子買ったりして。花と団子。「ハケ上団子」というやつらしいのですが、 「飛騨高山直送」という謳い文句になっていて、え、地粉じゃないのが売り???
去年偕楽園で梅見た時も思いましたが、この青味がかった「月影」という白梅の品種が好き。
復元建築の建物があるのでちょっとこうレトロ感のある写真も撮れたり。
2/25時点ではロウバイも盛りは過ぎたものの結構咲き残り、また香りを漂わせていました。
3つのジオラマが圧巻。博物館常設展示。
常設展の導入展示は「くらやみ祭り」について。関東三大奇祭の一つともいわれるだけあり力が入っています。そういや祭りの初めに品川沖で海水を汲むの、多摩川信仰みたいなのが関係あるんだろうか。
縄文集落を再現したジオラマ。
イヌ連れでシカ狩りをしている人たちなど、物語性がある。
東国では珍しい上円下方墳である武蔵府中熊野神社古墳のジオラマ。
武蔵国国府とその周辺を示すジオラマ。双眼鏡か正面のスクリーンに映るアップ画像で詳細を見ることが出来ます。
こちらは府中宿。
近代の府中を経てこのような「多摩川沿いの自然」みたいなジオラマになるんですが、
博物館ロビーにも多摩川の生き物の水槽があったりして、府中市はかなり多摩川流域意識が強いんだなーと思いました。復元建築物のほうだと旧府中尋常高等小学校校舎にも多摩川コーナーみたいなのがあるんですよね*1
企画展でやってる「徳川御殿@府中」も非常に面白かったんですが、撮影禁止だったので、軽く「近世でも100年以上経つと伝承が曖昧になるのだなあ」と書き添えるにとどめます…。
府中市郷土の森博物館、博物館本館がめっちゃ武蔵国国府推しなのは理解できるとして、分倍河原の戦いの後ふわっと後北条氏滅亡ー江戸幕府くらいまで飛んでて、なるほどなーとなった。
— えいち・えむ・えす・ゆりしーず (@hms_ulysses) 2018年2月25日
*1:後のエントリーで触れる予定です