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おじさんが、水族館や動物園に行ったり、そのへんでお酒を飲むブログです

ケーブルに引かれて船、山を登る。蹴上インクライン。

友人の慶事に呼んでいただいた勢いで、一度行ってみたかった京都は琵琶湖疏水の蹴上インクラインを見てきました。蹴上インクラインとは琵琶湖の水を京都市街地に通す琵琶湖疏水に付帯する施設で、琵琶湖で水運に従事する船が疎水を利用して京都に入れるよう、アップダウンがあるところを台車に乗せて通すようにしたものです。
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蹴上駅からほど近いところに位置する「ねじりまんぽ」と言われるトンネル。上をインクラインが通っています。インクラインを通る重い船にも耐えられるよう、トンネル内部のレンガが捻れているように積まれているの、わかりますかね……。
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トンネルをくぐって遊歩道を登りだすと見える琵琶湖疏水を利用する発電所の導水抗。今でもこの発電所から京都市内に電力が供給されています。
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こちらはやはり琵琶湖疏水の水を利用する蹴上浄水場浄水場の施設まで周囲に溶け込むように作られているの京都っぽすぎる。
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よくわからないけどこの辺も発電所関係の施設っぽい。最後の写真はたぶんダムの余水吐に当たる施設だと思います。

往時を忍ばせる樽を積んだ船も

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かつての蹴上船溜まりに再現された水運船。この船溜まりと蹴上の間の峠部とその後の長い急な下りを安全に下るため、琵琶湖疏水をやってきた船は台車に積まれ、発電所の電力で動くケーブルを使ってここを乗り越えていったのでした。
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消失点写真。
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ぐぐっと下っていくとインクラインと歩道がほとんど高さが同じになっている地点があり、そこには清酒樽を積んだ船が再現展示されていました。大津方面への「下り」だけど坂を登る方向。
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京都市動物園から見る南禅寺船溜付近。このほとりに琵琶湖疏水資料館があったのですが、この日は動物園を堪能するためスルーしたのでした。動物園に関してはまた後日!